合格体験記 No.3【R・Sくんの場合】

【合格】東京理科大学 理工学部
【合格】東京理科大学 理学部
【合格】青山学院大学 理工学部

 三浪してはじめて合格を勝ち取った人間なので、参考にならないと思う人もいるかもしれませんが、同じ失敗だけは避けてほしいので参考にしていただければと思います。

 高校の時はサッカーに没頭し、偏差値の低い高校だったので、まったく勉強していませんでした。そのまま浪人を決意し、予備校に通いました。全教科偏差値30くらいだったのにもかかわらず、基礎をおろそかにし、なんとかなると思いながら、勉強していました。結局全部落ちました。予備校の授業はわかりやすくて、理解だけで満足してしまうので、自分の能力が上がっていると勘違いしてしまいます。これも敗因のひとつです。

 二浪目に入って、基礎からやり直しました。しかし、基礎は定着しましたが、夏終わりになっても、英語が全く伸びなかったのです。ここで、おそらく初めてCria.の先生達に相談し、個別で英語を見てもらうことになりました。授業をうけてわかったのですが、日本人として、大事な能力が欠けていました。国語力です。理系だから必要ないと思っていたのですが、必要最低限の能力もありませんでした。もちろん数ヶ月で間に合うこともなく、全部落ちました。

 そして、三浪目には、先生達に全教科見てもらうことになりました。宿題の量は多かったけど、なんとかこなしていきました。一浪、二浪目に比べ勉強量がはるかに多かったですね。自分のペースでやると、最初ははりきりますが、結局勉強量は減っていきます。もちろん、自分でできちゃう人もいますが、自分は違いました。だから、あなたが自分の能力を過信し、できる人間だと思っているなら、本当にそうなのか確認したほうがいいと思います。三浪目は、全教科おかげでかなり伸びました。初めて合格を勝ち取りました。

 教科ごとにいうと、数学は基礎は定着していたので、☆4から☆5の問題を通して、一問一問じっくり考えました。物理は基礎が難しいので、徹底的に導入編を見たほうがいいです。その上で難しい問題をどう解くかだと思います。

 化学は、浪人が決まってから、初学だったので、基礎も抜けていたし、暗記系もあまりできていなかったです。なので☆2から☆5まで、全部やりました。基礎は定着しますが、暗記系はそれでも忘れるので、導入編を見ながら覚えるのは合間にやったほうがいいと思います。

 英語は単語の勉強にかたよりすぎず、長文をじっくり読み、わからない単語がでてきても、周辺の情報を頼りにし、できるだけ予測することを心がけました。そうしていくこと、予測はもちろん、英語力も自然にあがります。最初はゆっくりでしたが、じっくりていねいに、かつ、量をこなせば、速く読めるようになります。そして、内容を把握するのに必要なのは国語力です。だから大事なんです。これをたんたんとやりました。模試もうけてないし、徹底的にムダを省きました。

 結局第一志望には受かりませんでしたが、これをこなせば、理科大には合格できます。早慶に受からなかったのは、おそらく、問題は解くときに、時間内処理を英語と理科でできなかったところです。後多少、まだまだ英語と化学の能力が足りなかった気がします。

 この浪人期間、失敗しかしていません笑 先生にも言われましたが、人間失敗からしか学習できないと思います。失敗したからこそ、最後に成功を勝ち取れました。僕にとって、このことは、これから将来、役に立つと確信しています。失敗は辛いけど、次につながるとおもえば、いい経験です。むしろ、失敗しない方が怖いです。ずっと間違いに気づけませんから。どうか、同じ失敗はしないようにしてください。時間の無駄ですから。この合格体験記が役に立ちますように笑

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